
近年、テクノロジーの発達や新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり消費の影響も相まって、ECの需要がますます高まっています。今回の記事では、成長し続けるEC市場の中でも急成長を遂げているShopifyの特長と、Shopifyの活用により短期間で充実したECサイトを構築した事例についてご紹介します。
拡大を続けるEC市場
現代では当たり前になっているEC(Electronic Commerce)。そもそもEC市場は大きく分けると物販系分野、サービス系分野、デジタル系分野の3つの分野にわけることができます。
- 物販系分野 :食料、生活家電、書籍、化粧品、衣類など
- サービス系分野 :旅行サービス、飲食サービス、チケット販売など
- デジタル系分野 :電子書籍、有料音楽/動画配信、オンラインゲームなど
日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、トータルで見ると前年からほぼ横ばいとなっていますが、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響によって旅行を始めとするサービス系分野の市場規模が大幅に減少した一方で、物販系分野は大幅な市場規模拡大となりました。
参照記事:令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)
また、EC化率(全ての商取引金額に対する電子商取引市場規模の割合)は前年比1.32ポイント増の8.08%と増加傾向にあります。O2O(Online to Offline)やOMO(Online Merges with Offline)の進展も相まって、ECはより生活に溶け込んだ存在となり、今後も拡大し続けることが期待されています。
参照記事:令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)
新常識!世界でシェアを伸ばし続けるEC構築プラットフォーム「Shopify(ショピファイ)」とは?
今後も拡大が予測されるEC市場において、世界的に最も利用されているECサイトはみなさんご存じのAmazonです。では、Amazonに次いで利用されているECサイトをご存じでしょうか。察しの良い方は既にお気づきの通り、実は「Shopify(ショピファイ)」で構築されています。
参照記事:Shopify Q4 2020 Financial Results
Shopifyは2004年にカナダで創業されたマルチチャネルコマースプラットフォームです。日本への参入は2017年と最近ですが、以下のような特長から日本だけでなく世界中で注目を浴びています。
- 特長1:洗練されたサイトデザインのテンプレートが100種類以上ある
- 特長2:多言語・多通貨対応によって越境EC(国際的なEC)として利用可能
- 特長3:低コスト(月額$29~)で利用可能
- 特長4:パートナーがShopifyを発展させる”パートナーエコシステム”がある
- 特長5:7000種を超えるShopifyアプリでECサイトを柔軟にカスタマイズできる
特にパートナーエコシステムやShopifyアプリはShopifyの大きな特長といえます。パートナーエコシステムでは、サイト構築パートナーやデザインテンプレート作成パートナー、Shopifyアプリ開発パートナーなど、Shopify社以外のさまざまなパートナーが、Shopifyを発展させています。このエコシステムによって、Shopifyを使ってECサイトを構築・運用したい利用者にとって選択肢が広がることが、利用者数が増える大きな理由です。
一方、Shopifyが日本に登場してからまだ日が浅いこともあって、日本国内の利用者からは、英語のShopifyアプリが多いことや、Shopifyアプリの数が多すぎることなどから、どのShopifyアプリを利用すれば良いのか分からない、とのお悩みの声を数多くうかがいます。
そこで、私たちネットイヤーグループでは日本国内のShopifyアプリ選定に迷っている事業者さまやECサイトの売り上げ拡大をめざす事業者さま向けに、オウンドメディア「SLASH APP」を立ち上げ、優良なShopifyアプリをご紹介しています。
「SLASH APP」では、「ツカえる!Shopifyアプリの見つけ方とインストール方法」といった導入にかかる初心者向け基礎知識記事や、「【徹底解説】会員制Shopifyストアを運用するなら「Bold Memberships」!初期設定方法をじっくり解説」といった記事において、運営上の課題に対して解決できるShopifyアプリをご紹介しています。
今後も、Shopifyアプリ開発に関するテクニックなど、さまざまなコンテンツを提供する予定です。今後Shopifyの導入を考えている方だけでなく、すでにShopifyを導入済の方も、ぜひご一読ください!
Shopifyの国内活用事例をご紹介!検討からリリースまで約1ケ月で実現!
ネットイヤーグループでは、先ほどご紹介した「SLASH APP」による情報発信だけでなく、これまで培ってきたUI/UXの知見を活かして、Shopifyを活用したECサイト構築をご支援しています。
2021年9月にはB.LEAGUEに所属するプロバスケットボールクラブの川崎ブレイブサンダースさまのECサイト構築をご支援させていただきました。Shopifyを活用することによって、なんと構想検討からECサイトのリリースまで約1か月のスピード構築を実現しました。
1か月という短期のECサイト構築でしたが、Shopifyアプリを活用して、大きくは二つの工夫を行いました。
ひとつは、ファンのエンゲージメントをより一層高める施策です。今回の施策では、購入金額に応じてポイントが付与され、貯まったポイントを割引クーポンと交換できるポイントプログラムの導入をご支援させていただきました。
もうひとつは、作業効率の観点からの機能実装です。選手の着用ユニフォームと同じ生地、デザインで作られるオーセンティックユニフォームは、シーズンごとに変わるうえ、人気があり数量限定として販売するため、販売や在庫の管理が煩雑になっていました。そこで予約販売の機能を導入し、管理のしやすい受注販売を実現しました。
実はECサイト内で使えるポイント機能は、日本独特の商慣習であるため、実現するShopifyアプリが少ないのが現状です。今回は既存のShopifyアプリを使用しましたが、もし、実装したいShopifyアプリがない場合、ネットイヤーグループにて開発のご支援も可能です。導入を諦めず、ぜひお声掛けください!
このように、短期間で充実したECサイトが構築できるのはShopifyならでは。そして、Shopifyに足りない部分は、私たちネットイヤーグループにお任せください。
まだまだ伸びるShopify、さまざまな業種の方にご活用いただけます!ぜひお気軽にご相談ください!

新着記事を探す
キーワードから記事を探す
- #キャッシュレス
- #ソーシャルメディア
- #スポーツ
- #OMO
- #CRM
- #顧客ロイヤリティ
- #顧客エンゲージメント
- #One to Oneマーケティング
- #ポイント管理
- #顧客管理
- #カスタマーエクスペリエンス
- #デジタル店舗
- #人手不足
- #レジ無し店舗
- #ウォークスルー店舗
- #デジタルマーケティング
- #デジタルトランスフォーメーション
- #お客様コミュニケーション
- #チームビルディング
- #データ活用・分析
- #プラットフォーマー
- #エコシステム
- #ワークショップ
- #お客様接点
- #Microsoft
- #CAFIS Explorer
- #デジタルビジネス
- #ビジネスデザイン
- #サービスデザイン
- #振り返り記事
- #DX人材育成
- #NRF2020
- #NRF2023
- #ニューリテール
- #ポイントサービス
- #UXデザイン
- #リアル店舗
- #在宅勤務
- #テレワーク
- #働き方改革
- #遠隔接客
- #アフターコロナ
- #ウィズコロナ
- #CoE
- #SEO対策
- #UI改善
- #Web広告
- #テクノロジ・トレンド
- #ロボット活用
- #消費行動
- #アジャイル
- #ビジネスデザインスプリント
- #インフルエンサー
- #XR
- #VR
- #AR
- #MR
- #AI
- #アジャイル開発
- #プロダクトオーナー
- #アドテック東京
- #ビジネスフェア
- #BtoBオウンドメディア
- #異業種連携
- #銀行代理業
- #AI・IoT
- #医療・ヘルスケア
- #フードテック
- #パーソナライズ
- #リテールテックJAPAN
- #V-BALLER
- #プロダクトマネージャー
- #メンタリング
- #サービス共創
- #ギャンブル依存症
- #社会課題解決
- #Athena
- #マーケティングROI
- #MA
- #SCビジネスフェア
- #用語解説
- #組織変革
- #Marketing
- #奥谷孝司
- #マーケティングの新しい基本
- #顧客時間
- #VivaTech
- #メタバース・NFT