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Twitter全量データで調べてみた コロナ禍で手放せないマスクへの期待と反応

新型コロナウイルスの発生以降、多くの人にとってマスクは手放せないものになりました。みなさんはどのようなマスクを使っていますでしょうか?私の場合は、家族全員が布マスク派のため使われず実家にストックされていた使い捨てマスクを譲り受け、これまで大事に使用してきました。しかし、ついに在庫が底をつきそうなので、使い捨てではなく洗うことで使い回しのできるマスクの購入を検討しています。そこで今回はTwitter全量データを用いて「マスク」をテーマに分析してみることにしました。

マスクが話題になったきっかけはやはり……

Twitterユーザーのマスクに関する関心がどの程度だったか、そして「使い捨てマスク」と「使い回しマスク」のどちらをどの程度話題にしていたのでしょうか。2020年に入ってからの「使い捨てマスク」と「使い回しマスク」のツイート量がどのように変化しているか調べてみました。

使い捨てマスク/使い回しマスクのツイート量比較
使い捨てマスク/使い回しマスクのツイート量比較

年明けから1月中旬までは、「使い捨てマスク」「使い回しマスク」ともにほとんど話題になっていませんでしたが、新型コロナウイルスの報道が活発になってきた1月下旬から徐々に話題に上り始めました。

当初は「使い捨てマスク」の方が「使い回しマスク」より話題になっていましたが、4月1日に発表された布マスクを全世帯2枚ずつ配布する政策、俗にいう「アベノマスク」によって、「使い捨てマスク」「使い回しマスク」どちらもツイート量が急激に増え、Twitter上ではさまざまな意見が飛び交いました。

そして、この日を境に「使い回しマスク」のツイート量のほうが多くなり、その傾向は5月以降も続いていきます。5月25日に緊急事態宣言が解除されたことや、マスクの着用が日常化したことから、ツイート数は徐々に落ち着きを見せ、6月下旬以降は低く安定していましたが、7月28日に政府による布マスクの追加配布が発表されたことで、一時的に「使い回しマスク」のツイート量が急増しました。

4月頃はTwitter上で「家にあった布でマスクを作った」「好きなアニメキャラクターのデザインのマスクほしい」というような投稿を多く目にしていたので、4月以降は「使い回しマスク」だけが大きく話題になるのかと予想していたのですが、「使い捨てマスク」も比較対象としてツイート量が増えていることが意外でした。

注目を集めた使い回しマスクはダントツで……

4月以降使い回しマスクが注目を集めるようになる中、アパレルやスポーツ用品などさまざまなブランドが自社の強みを生かして使い回せるマスクを売り出すようになりました。 そこで、今度はマスクを販売しているブランド別(22社)にツイート量を比較、上位5社を並べてみました。

マスクを販売しているブランド別(22社)ツイート量TOP5
マスクを販売しているブランド別(22社)ツイート量TOP5

1位はやはりユニクロでした。情報解禁前は「ユニクロがマスク作ってくれないかな」などの要望が、解禁後は性能含め期待の声が投稿されていました。そして発売されるとすぐにネット通販は売り切れ、店舗にも多くのお客様が訪れ話題になりました。

2位はスポーツブランドとして有名なミズノ。事前抽選には多くの応募者が集まり、抽選結果や使用感を報告するツイートが多く寄せられました。また、「7月下旬発送と記載されているがまだ来ないのかな」といった到着を待ちわびる声も投稿されていました。

3位は無印良品。「女性にとってはサイズが大きい」という投稿もありましたが、「肌触りがいい」「曇りにくい」などの意見も投稿されていました。

ツイート量上位のマスク、購入者の話題の違いは?

前章で話題になったマスクを知ることができましたが、各ブランドの使い回しマスクの使用感がどうだったのかも気になります。そこで、先ほどの分析でツイート量が多かった「ユニクロ」「ミズノ」のマスクを購入したユーザーの投稿に含まれているキーワードを調べて比較してみました。

ユニクロ、ミズノのマスク関連キーワードリスト
ユニクロ、ミズノのマスク関連キーワードリスト

ユニクロのエアリズムマスクは「サラサラしている」「ガーゼのよう」というように肌触りやつけ心地が良いと評価されていました。しかし、自分に合っているサイズが分かりにくいようで、購入後にサイズが大きかった、逆に小さかった、別サイズを買い換えると発言しているユーザーがいらっしゃいました。

また、本商品は夏用と謳っていないものの、夏用肌着「エアリズム」の名がついていることや、発売時期を受けて夏用マスクとして購入したユーザーが一定数いるようで、「長距離歩くような場合や炎天下での使用は暑すぎて蒸れや息苦しさを感じる」「秋冬用や冷房の効いた室内では快適に使用できるだろう」といったレビューが多く見られました。サイズが合っているか、どこで何をするときに使用しているのかで評価が分かれていると感じました。

ミズノのマウスカバーについては、「通気性がよくて蒸れることがあまりない」といった、肌触りもつけ心地も非常に高評価な投稿が多く見られました。一方で、価格が高いという印象を受けたレビューも一定数投稿されていました。

実際にユーザーから共感が多かったツイートをいくつか見てみましょう。

まとめ

今回、Twitter全量データを使って「マスク」の話題の大きさや内容について分析した結果、アベノマスク発表をきっかけとした「使い回しマスク」の認知の拡大、その流れを読み取った各企業の長所を生かしたマスク発売、そしてそのマスクを使ったユーザーの反応までが見えてきました。

8月に入ってからも過去最高の感染者数を更新する地域が増えていますが、感染対策強化と気分転換を兼ねて、この記事をきっかけにお気に入りの新しいマスクを探して購入してみるのも良いのではないでしょうか。

「デジマイズム」では、今後もTwitter全量データを活用して、社会や生活の変化の様子を定量的に捉え、ご紹介していきたいと思います。

分析対象

①「使い捨てマスク」「使い回しマスク」に関する話題分析
 抽出期間:
2020/1/1~2020/7/31
 対象ワード:下記キーワードのいずれかを含むオーガニックツイート
      ・使い捨て:紙マスク /使い捨てマスク / 不織布マスク/ N95マスク/サージカルマスク
      ・使い回し:布マスク/ シリコンマスク/洗えるマスク/ デザインマスク

②各ブランドのマスクに関する話題分析
 抽出期間:
2020/1/1~2020/7/31
 対象ワード:
ブランド名とマスク両方を含む、または固有商品名を含むオーガニックツイート
      ※対象にしたブランド/企業は以下の通り
      ユニクロ/Gap/UNITED ARROWS/無印良品/ONWARD/Banana Republic
      /Right-on/EDWIN/OJICO/AOKI/コナカ/青山商事/はるやま/ミズワン/ New Balance
      /ミズノ/UNDER ARMOUR/D&M/クレーマージャパン/イオン(コックス)/西川/アツギ

③ユニクロおよびミズノのマスクに関する話題分析
 抽出期間:
2020/1/1~2020/7/31
 対象ワード:
「ブランド名とマスク両方を含む、または固有商品名を含む」かつ「買った/購入した/手に入れたなど購入したことを示唆するキーワードを含む」オーガニックツイート

①~③について、BOTなどのノイズツイートは除外しています。

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