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リアル店舗のデジタルなお客様接点を実際に作ってみた!Smart Store Hands on Workshop開催レポート

「Smart Store Hands on Workshop」とは?

世の中のデジタル化によって、従来のコミュニケーションチャネルであるTVCM、ダイレクトメール、SNS、Web広告、Webサイトなどに加えて、オフラインであるリアル店舗におけるカメラや電子タグ、サイネージなどのIoTデバイスも新たな「お客様接点」となってきました。私たちSDDX事業部としては、こうしたリアル店舗における新たなお客様接点から、お客様の購買行動データを取得し、活用することで、お客様満足を高め、店舗の売上を高める新たな施策を打ち出せるようにしていきたいと考えています。

一方、Microsoftさんもパブリッククラウド(Microsoft Azure)を用いた小売業界向けソリューション「Smart Store」を提唱しており、リアル店舗におけるカメラでの商品認識やスマホ決済などをリファレンスアーキテクチャとして提供しています。

今回、Microsoftさんに開催頂いた「Smart Store Hands on Workshop」は、Smart Storeのリファレンスアーキテクチャを活用した開発の進め方を実体験するワークショップです。

エンジニアだけじゃダメ!みんなで触って理解する

今回のワークショップは、お客様接点におけるデジタル技術を深く理解するため、参加者自身が手を動かして開発をすることに重きを置きました。また、こうしたデジタル変革を推進するには、エンジニアだけでなく、さまざまな役職・職種のメンバーがデジタル技術を理解し、デジタル技術に対する意識を変化させることが重要です。このため、参加者の役職は統括部長から一般社員まで、また職種も企画、営業、開発など、多種多様な社員が組織横断的に参加しました。

ワークショップでは、あらかじめ用意されたコード内のバグ修正という課題も。30年ぶり(!?)にデバッグしたという部長も、仲間やMicrosoftさんの力を借りながら課題にチャレンジしました。

Workshop

リラックスした雰囲気で、いざ実践!

ワークショップは、2019年11月にオープンしたばかりというMicrosoft Azure Daikanyama Baseで開催されました。代官山駅からほど近く、窓が多い開放的なスペースとなっています。イベントなどがない限り、基本的に平日09:30-18:00の時間はコワーキングスペースとして開放されており、初回訪問時に発行される入館証を持参すれば、外出時にちょっとした作業を行いたい時などに利用可能とのことです。今後、Microsoftの社員が常駐して技術相談ができるようにするなど、色々なプランを準備中とのこと。Azureなどに関して、対面で技術相談が出来るのは心強いですね。
Webサイトは現在準備中ですが、以下のFacebookページで情報公開中とのことです。

Microsoft Azure Daikanyama Base

Microsoft Azure Daikanyama Base

Microsoft Azure Daikanyama Base

Microsoft Azure Daikanyama Base

ワークショップ当日のドレスコードは、「スーツ禁止」。皆、カジュアルな私服で集合しました。いつものオフィスとは違うリラックスした雰囲気で、普段とは違ったアイディアも浮かびそうです。

ワークショップ

ワークショップでは、オフィス内や省スペース店舗、コンサート会場の物販など、店員がいなくても商品販売が可能な方法をユースケースとし、各機能の実装を行いました。具体的なユースケースは以下のようなものでした。

① ユーザ(お客様)が商品の入った専用Box(Smart Box)のQRコードをスマホで読み取る
② Smart Boxから商品を取り出すと、画像認識によって、自動的に購入商品が登録される
③ 購入商品はスマホに表示され、バックオフィスでは在庫がリアルタイムに更新される
④ Smart Boxのドアを閉めると、スマホ上で決済が完了する

この一連の仕組みを、Smart Storeのリファレンスアーキテクチャに用意された「Box状態管理」「POS(ショッピングカート)」「リアルタイム在庫管理」「商品マスタ」などの機能を組み合わせて構築していきます。

Smart Store

Smart Store

ワークショップ

あとは実践あるのみ!役職・職種を超え、各メンバーが各々知恵を絞り、課題にチャレンジしていきました。
GitHubからサンプルソースコードをダウンロードし、Azureポータル、swagger、Visual Studio、Smart Boxシミュレータなど、色々な画面を行ったり来たりしながら、チュートリアルを進めていきます。サクサクと進む講師の方のスピードについて行けず、個別フォローをお願いする受講者もちらほら・・。隣どうしに座った統括部長と若手も、互いに画面を覗きあいながら実行結果を確認したり、入力する箇所を教え合ったりと、自然に一体となって取り組みます。無事にSmart Boxシミュレータとスマホアプリが連携し、スマホに決済完了画面が表示されると、出来た~!と歓声が上がりました。
なお、今回のハンズオンで使用したSmart StoreのサンプルソースなどはGitHub上にOSSとして無償公開されているので、興味のある方は覗いてみてください。

また昨年12月には、Smart Storeの一部としてカメラソリューションも追加実装されたとの事です。こちらも是非チェックしてみてください。

小売のデジタル化を加速するSmart StoreにAIカメラが仲間入り

実際に触れてみて、見えてきたこと

ワークショップの最後には、流通のデジタル変革による5年後の未来や、今後実現してみたいアイディアについて、意見交換を行いました。このような場では若手が発表しがちですが、Microsoftさんより「ここはぜひ、先輩から発表をお願いします!」との提案があり、普段はマネジメント業務が中心となる先輩から順に発表していきました。

ワークショップ

意見交換で出た意見の一部を紹介します。実際に触ってみたことで具体的なイメージや課題が見えた人が多かったように感じます。
・ 店舗運営のオペレーションが省力化される分、コミュニケーションや人との温もりが必要な部分が手厚くなり、買い物が今よりもっと楽しくなる
・ 今はまだ技術が先行しているが、5年後にはコストダウンが進み、Smart Storeのような店舗が一般的になっているはず
・ 触ってみることでひらめくことが多い。いろいろなサービスを触ったり、開発できたりする砂場が必要
・ SaaSやクラウドを最大限活用することで、ローンチまでの時間を短くし、いかにサービスや商品固有の課題解決に時間を費やせるかがカギ

また、ワークショップ終了後のアンケートでは、「IoTデバイスなどについて、実物を使いもっと学習を深めたい」、「次回は自分が担当するお客様企業と、普段の業務で実際に活用できるようなテーマでハッカソン企画をやってみたい」など、さらなる技術習得や、お客様企業とのコラボレーション案について、意欲的な声が多く見られました。

編集後記&ちょっと宣伝

2日間という短い期間でしたが、Microsoft Azureを使用したソリューション・サービスやお客様活用事例から、手を動かしての実装・デバッグまで一通りの流れを経験でき、とてもワクワクする体験が出来ました。普段関わりの少ないメンバーと、役職や職種を超えて画面を覗きあいながらワイワイ進めていくのも、とても楽しかったです。普段のオフィスでも、今回のようにフラットに同じテーマについて話し合える機会を増やせば、もっと新しい気づきが得られるのかも?と思いました。

今回はMicrosoftさんとワークショップを行いましたが、Google Cloud Platform、Amazon Web Services、Oracle Cloud Infrastructureなど、さまざまなクラウドサービスについて、NTTデータでは知見を蓄えています。今後、デジタル技術を活用したサービスを構築・展開するにあたり、クラウドサービスの選択・活用は不可欠となります。もしこうしたご相談がありましたら、気軽にお声掛けください。

また、こうしたワークショップを興味・要望に合わせてカスタマイズしてご提供することも可能です。興味がございましたら、是非お問い合わせください。

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