チームワーク

ぶっちゃけどう?SDDX-CoEチームの“やりがい”と“苦悩”を語り合った!

デジタルテクノロジーをバックグラウンドに持つ私たちSDDX事業部には、「SDDX-CoE」という組織横断チームが存在します。CoEはCenter of Excellence(センター・オブ・エクセレンス)の略で、“組織を横断する部署や役割”といった意味で用いられる言葉です。筆者も所属するSDDX-CoEチームは、DX推進に必要となるデジタルテクノロジーのノウハウ・人材を横断的に集め、より実践的な領域で新たな技術や方法論にチャレンジしています。今回はこのSDDX-CoEチームで働くメンバが、普段どんな仕事をしていて、何を感じているのか、記事にしてお伝えします。

SDDX-CoEチームって何してるトコロ?

SDDX-CoEチームは、デジタルテクノロジーによる変化の激しい状況で、今後求められる新たなオファリングやアーキテクチャ、方法論などを構想・推進するチームです。現在活動しているテーマは4つあります。

1.デジタルCoE
国内外の先進テクノロジーの情報収集からお客さま企業への提案活動まで幅広く担うことで、テクノロジー目線のオファリングサービス創出を行う。

2.DX組織変革CoE
アジャイルを始めとしたモダンな開発手法や方法論にチャレンジすることで、自らの開発力を高め、市場のニーズに合った開発体制を構築する。

3.運用変革CoE
プロジェクトを横断した、より効率的・高品質のサービス・システム運用を構想・提供する。

4.方式基盤CoE
より安く、早く、高品質なサービスを提供するためのあるべきシステムアーキテクチャについて、組織横断で標準化・集約する。

組織横断だからこそ出せる価値って何!?

今回は、デジタルCoEおよびDX組織変革CoEのメンバーが本音トークに参加してくれました!
デジタルCoEチーム(写真上段・左から)
竹田 信洋:もともとはインフラ系人材だが、直近はDX領域に進出中。
小川 貴史:アプリとインフラの間をさまようエンジニア。先進技術の活用法を模索中。
前田 進吾:インフラ系人材の中堅社員。先進技術・業界トレンドを収集中。

DX組織変革CoEチーム(写真下段・左から)
橋本 翔:業務系SEから幅出し中の中堅エンジニア。最近はScrumとSAFe®を推進中。
中村 仁美:開発と営業を経験し、2020年5月から参画。
鄭 致遠:インフラ&クラウド系人材を目指している。2020年5月から参画。

―組織横断チームとして、普段どんなことを考えて(意識して)仕事していますか?

橋本さん:各プロジェクトのアジャイル適用を支援・推進する中で、プロジェクトへの貢献はもちろん、どうやって横断的な+αの価値を出せるのかを意識しています。

橋本さんの推進しているSAFe®の概念(https://www.scaledagile.com/jp/

中村さん:自身の役割を考えながらプロジェクトに参画しています。特に私のチームは、プロジェクト主管と一緒に進め方の検討や体制づくりをしていく必要があるので、どのように関わればお互いにとってやりやすいかを走りながら模索しています。

小川さん:私は、ビジネスコンテスト調査や特許調査を通じて先進技術を調査し、事業部内ソリューションへの適用などを担当していますが、ただの紹介屋さんになってはいけないという思いで取り組んでいます。普段生活をしている中でも、得られた情報を基に考察を深めるなど、アンテナの感度が必要だと思っています。

鄭さん:私は今まで単独のプロジェクトに従事していましたが、現チームではプロジェクト支援の形になるので、プロジェクトを横断して活用できるスキルを身に着けることを意識しています。例えば、今取り組んでいるアジャイル推進では、各プロジェクトの特性に合わせて適切なツールやフレームワークを選定するスキルです。

竹田さん:別チームや社外の方と協力して動くことが多いので、自身の持つ“ITとビジネスの両方の立場を理解し、要件に落とし込む”といった強みを意識し、これを活かせるように考えています。自身のプロフェッショナリティでどう目の前のプロジェクトに貢献できるか、ということですね。

正解のない中で価値を出すとは!?”悩み”はあるけどそこに”やりがい”が!

―楽しい!とか、やりがいを感じる!と、どんな時に思いますか?

小川さん:海外カンファレンスの参加などを通してお客さま業界が今後どう進んでいくかを考えています。海外を含め数多くの技術的な情報を得ることで、悩んでいたことが目に見える形で整理できるのは楽しいですよね。また、デジタルCoEチームで活動していると、今までより多くのインプットが得られるように感じています。今までもアクセスできたのかもしれないですが、意識が変わったのか、情報の見え方・捉え方も変わってきていると感じます。

海外カンファレンスのスタートアップブースで話を聞いている様子

鄭さん:すごくわかります!私は海外のアジャイル動向を調べていますが、企業ごとに適用している背景が違ったりするんですよね。プロセスを適用するのは大事ですが、より目的に合った方法を見極める必要性を感じています。調査した技術をSDDXに当てはめて考えるとどうすべきか、ということを主体的に考えられることに楽しさを感じます。十分にできているわけではないので、まだまだこれからですが……。

橋本さん:私は楽しいかといわれると難しいです(笑)。今は、モダンな開発手法を取り入れることで解決できる課題の仮説を定義し、プロジェクト毎に仮説があっているのかをヒアリングしています。ひとつの開発手法であっても、プロジェクトによって仮説通りの課題を持っていたり、組織共通で同じ課題を持っていたりと、新しい発見が生まれました。このような気付きを得られるので面白いと感じますね。仮説が外れることも数多くありますが(笑)。

中村さん:私は誰かに求められていることにやりがいを感じます。今までは同じプロジェクトチーム・同じお客さま企業だったのが、今のチームであれば求められる幅がより広くなった印象を持っています。結果、より多くの方に貢献できることだと考えているので、この担当に入ってよかったです!

―仕事を行う上での悩みはありますか?

オンライン会議の様子。皆さん笑顔で参加いただきました!

小川さん:技術やお客さま業界の未来を考える活動なので、正解がないものを考えている難しさを感じます。

橋本さん:それ、めっちゃわかる。“答えはないのだよ”って話がよく出る。とはいえ、仮説を立てて進めなければいけない。こういった場面で自身の引き出しが足りないと感じることも多いですね。

竹田さん:私はマネージャの立場として、メンバーには、自分で最適な進め方を考えながら、自律的に物事を進められるようになってほしいと思っています。一方、ついつい自分の考えを押し付けてしまいがちなので、どう接すればメンバーが自走できる姿になってもらえるかが最近の悩みです。

前田さん:マネージャも悩んでいるんですね……。(筆者注:竹田さんは私の上司です。)

橋本さん:わかる。こちら(DX組織変革CoEチーム)のマネージャーも同じことを考えているはず。自走できるようになってほしいという期待は感じている。ただ、求められることと、今できることのギャップがある。ギャップがあるからこそ頑張ろうというモチベーションにはなるけどね。

小川さん:そうですね。求められるレベルが高くないか?と感じるときもありますけどね(笑)。同時に、“期待してもらえているのかも”とも感じることができるので、それが確かにモチベーションにつながっているかもしれません。

竹田さん:レベルが高いというより、誰も正解は持っていないことをやっているという認識が大事かな。上司や先輩が答えを持っているように感じがちだけど、上司だって答えを持ってないと思えば少し楽になると思うよ。

橋本さん:癖なのか、どうしても正解を何かに求めようとしてしまう。ただ、本当にやらないといけないのは一緒に正解を考えていくスタンスですよね。

小川さん:私は「これが正解なんです!」と自信を持って言える姿になりたいですね。まだこの姿になれていないので日々モヤモヤしています。

どのチームでもやってほしい!本音トーク会!


今回の本音トーク会を通じて、筆者自身、自分の所属するチームが単なるプロジェクト支援や情報提供にとどまらない、+αの価値を出すことに貪欲なチームだと改めて感じました。悩みについても“もっとこうしたい”といった前向きな悩みが多く、「自ら成長するんだ!」という前向きな姿勢が印象に残りました。手前味噌かもしれませんが、このチームであれば、“個人としても成長でき、組織にも貢献できる”、そんなチームになっていけると思いました。

ちなみに、本音トーク会実施後、参加したメンバーから「個々人の想いを聞ける場っていいね。」との話題が上がりました。筆者自身も、普段一緒に働いている方の熱い想いや、そんなこと考えているんだ!といった気づきがありとても新鮮な会でした。

普段はどうしても目の前の課題解決や目標達成のための打ち合わせが多いと思いますが、働きがいや前向きな悩みを語る場を作ることで、お互いの理解が進み、チームとしての士気が上がるのではないでしょうか。今回はSDDX-CoEチームの本音トーク会でしたが、どんなチームでも価値のある会だと思いますので、みなさんのチームでもぜひ試してみてください!

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