
「まずは開発」というイメージの強いNTTデータ若手社員のキャリア形成。SDDX事業部には、そのイメージを覆す“いきなり新規ビジネス企画”のキャリアを歩むサービスデザインネイティブ社員がいます。この2人に、業務内容と入社からこれまでの経験、若手の目から見た中堅社員の奮闘について、話を聞きました。
最前線で奮闘する“サービスデザインネイティブ”社員
まずは1人目。2018年入社の保坂さんは、SDDX事業部の前身となる企画部門に配属された新入社員第1号として、サービスデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。

保坂さん:学生時代にデザイン思考を専攻していた経験から、お客さま(消費者)起点でイノベーションを創出できるようなサービスデザイナーになりたい、という想いを持っていました。配属後の業務として、まずは新規ビジネスの“タネ”を見つけるべく、最新技術を持った国内外のベンチャー企業の調査・ヒアリングを行いました。その後、お客さま企業への提案、プロモーション活動の設計~実施、そしてお客さま企業におけるPoCの実行推進に携わっています。入社1年目に調査した企業は300社、うち50社にヒアリングを行うなど、大変なボリュームでしたが、自分の活動が商品化をめざせるレベルのソリューションのタネにつながったことにやりがいを感じています。具体的には、ヒアリング先のテクノロジー(顔認識AI技術)をコア技術の1つとして活用したものが、現在私が担当するソリューションです。
3年目となった保坂さんは現在、アバター遠隔接客ソリューションの企画に従事しています。
サービスデザインネイティブ社員2人目の崔さんは2019年入社。レジ無しデジタル店舗出店サービス「Catch&Go」のPoCに必要となる、デジタル店舗設計・試験などの活動に従事しています。

崔さん:入社時、明確にサービスデザイナーを志していたわけではありませんでしたが、新規企画に漠然とした興味を持っており、現在の所属担当を勧められたことが配属のきっかけとなりました。今の職務は、前例のない業務に対して自分の頭でどうすべきか考えて意見を出し、実行することが求められる環境です。これは正に、自分が入社前に期待していたような経験・働き方ではないかなと感じています。
正解のない新規ビジネス企画の苦労、そして学び
― 2人とも入社以来新規ビジネス企画の最前線で活躍していますが、苦労も多かったのでは?
保坂さん:そうですね。一番驚いたのは、新規ビジネスに関わる社内外のステークホルダーの数が想像をはるかに上回っていたことです。
崔さんの話にもありましたが、社内でも前例のない活動が多く、ルール・プロセスが定まっていない状況で多数のステークホルダーとうまく調整することが必要です。もがきながら道筋を立てていく苦労は、率直な所とても多いです。「企画」「開発」「営業」などの職種のくくりにおさまらない、“その他”のようなタスクも多いのかなと。正解・最適解が定まっているものではないので、ここは個人としても引き続き努力していかないといけないと考えています。
崔さん:たしかに保坂さんのおっしゃる通りですね。個人的に印象深い経験は、レジ無しデジタル実験店舗のオープン準備です。デモ店舗に陳列する商品を調達する必要がありましたが、「コンビニのおにぎり」のような商品を会社のお金でどう買えばよいのか?というところからスタートし、真夏のオフィス街のスーパーやコンビニで大量の商品を買ってデモ店舗に運んで……汗だくの日々でした(笑)。
ただ、新規ビジネス企画では、境目の曖昧な仕事がたくさんある分、経験を積んでいくチャンスもたくさんあると考えています。私たちの担当では、考え方次第で自身の成長度合いが大きく変わってくるのではと感じます。こうしたマインドを持つことができるかどうかが、このチームで働くうえで鍵になると考えています。
年齢や職歴を超えて ひとりひとりの意見を尊重し、垣根を超えた協力が大切
― チームの雰囲気、統括部の若手・中堅社員の活躍について教えてください。
崔さん:他部門からの異動や中途入社など、多様な背景をもつメンバが多いチームだからかもしれませんが、若手かどうかは関係なく、個人としての意見が求められる文化です。成長につながることはもちろんですが、適度な緊張感をもって日々業務にあたっています(笑)。また、チームに尊敬できる社員、ロールモデルがたくさんいることは恵まれているなと感じます。
― 「ロールモデル」社員の魅力は、具体的にどんなところですか?
崔さん:先ほどのチームの雰囲気にも共通することですが、自分の考えがあり、それを発信している点です。タスクをただこなすのではなく、しっかりと他業務への因果関係を明らかにできる点も尊敬しています。職務経験の有無だけでなく、常日頃からさまざまなことを広く深く考えているからこそ、そういった働き方ができるのだと考えています。
チームの体制としては大まかに営業系/開発系とわかれていますが、特に若手・中堅メンバはその垣根を越え、提案・ヒアリング活動にも、開発・店舗設計・仕様検討にも参画し、活躍しています。

(編集部注)崔さんが名前を挙げたロールモデル社員の1人は、崔さんの育成トレーナーも務めた西郷拓海さん。レジ無しデジタル店舗出店サービス「Catch&Go」の開発系チームで店舗~システムの設計・開発検討を行いながら、お客さま企業への提案活動にも従事しています。
保坂さん:私も身近なロールモデルから得る学びがとても大きいです。そうした先輩社員に共通することは、ソリューション提供を通してどんな社会を実現したいか?という想いを感じることです。想いがあるからこそ、判断軸が明確で、周囲を巻き込む力も非常に強力です。だからこそお客さま企業やパートナー企業の方の共感を得られるのだと思います。自己成長だけでなく、社会をどう変えたい、という熱い想いをもって働いているところを尊敬しています。

(編集部注)保坂さんが特に身近で影響を受けているのは、橋口基宗さんです。2019年10月にSDDX事業部へ異動して以来、保坂さんと同じくアバター遠隔接客ソリューションを担当しています。PoC実施にあたってのKPI、ROIなど数値目標設計、店舗設計・システム開発から販促コンテンツなどのクリエイティブ面まで、幅広い業務に従事しています。
個人の成長とともに、組織の成長もめざす
― 最後に、これからの意気込みを聞かせてください。
崔さん:個人としては、社外からの情報収集力をより高め、新規ビジネス企画組織の一員として、自分の興味の外にある領域でも積極的に情報を取りに行きたいと思います。組織としては、ソリューションを生み出していくにあたって、まず自分自身がユーザーとして利便性・喜びを得られるかどうかをひとりひとりが考えられるような組織風土にしていきたいです。
保坂さん:個人としては、自分自身の力で実際に何か実行できる段階まで落とし込める実力を身に着けたいと思っています。組織としては、NTTデータのパートナー企業に対して、ビジョン・ミッションを提示し、巻き込み、そして実現することができる組織をめざしたいです。その第一歩として、ソリューションの商用化(本格導入)を早期に進めたいですね。
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